9月15日金曜日 3,4年生は信楽方面に校外学習に出かけました。
バスに乗り、約1時間半。甲賀市信楽町にある、県立陶芸の森に到着。
まずは「陶芸館(陶芸美術館)」の管内見学を行いました。
入館前に、美術館内の見学マナーについて確認し、自由見学。
特別展「岡本太郎 アートの夢-陶壁・陶板・21世紀のフィギュア造形」 ~大衆にじかにぶつかる芸術を~ という現在、大阪・吹田市の万博記念公園にある「太陽の塔」をデザインした岡本太郎さんと、フィギュア造形の展示見学をしました。「太陽の塔」は多くの子どもたちも知っているようでした。フィギュアは、ゲームのキャラクターのものなどもあり、親近感を持って見学していたようにも見えました。
美術館、博物館の「触ってはいけない」「写真を撮ってはいけない」などの見学のマナーは 文化や芸術に多くの人が触れ 「唯一無二」の作品を大切にするためにも知っておくことは大切です。
よい体験になったと思います。
次の信楽焼ショップ(甲賀市信楽産業展示館)の見学では、売り物の たくさんのタヌキやフクロウ だけでなく、非売品のめずらしい焼き物がたくさん並んでおり、こちらも楽しそうに見学していました。
また、駐車場の車止めも陶器でつくられているようで、子犬が寝そべっているような姿をモチーフにつくられているようでした。
これは、この次に訪れた「宗陶苑」さんの駐車場にもあり、「車のタイヤ、当たってほしくないなあ。」というような声も聞こえてきたのが印象的でした。
続いては、作陶体験(陶芸教室)です。
「宗陶苑」さんに到着し、記念撮影と、宗陶苑の代表者の方の挨拶。
その昔、琵琶湖が信楽付近にあり、長い年月をかけて今の場所に移動しましたが、琵琶湖の底に眠っていた古琵琶湖層という地層にできた粘土層が日本一ともいわれている粘土を生み出し、それを生かして焼き物(陶器)を作っているそうです。
そんな琵琶湖の恩恵に感謝しながら陶芸教室が行われました。
その前に、お弁当です。短い時間でしたが、おいしい、おいしいという声があちらこちらから聞こえてきました。
その後、陶芸教室では、最初に作業の手順の説明を聞き、それから主にお皿か、湯飲み、もしくはお茶碗を作成しました。
ここでは、本当にそれぞれが思いを込めて自分の作品を作っていました。
宗陶苑さんで焼くなどの仕上げをしてくれて、約2か月後に作品が届くそうです。
楽しみですね。
子どもたちのマナーもよく、無事に、元気に帰ってきました。
信楽町内をバスで移動する道すがら、お店の前に立ち並ぶ無数のタヌキの置物を見るたびにバスの中で歓声が沸き起こっていたのが印象的で、
信楽は本当に焼き物の町なのだということを実感した一日でもありました。